失語症と民事再生法 (澤 十四郎著)
		
		『失語症闘病記』のつづきです。
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		A4縦版92ページ(『失語症闘病記』43ページを含む。)
		特定商取引法につてはこちらをご参照ください。
		【あらすじ】
		思い切って民事再生法の適用をしてみようと決心したのです。銀行からの住宅ローンの返済で困難な条件もありますが、失語症になった私と家族のつながりというところを考えると乗り越えられなくはないと考えたのです。
		まず前提となるパートの仕事をし、1年経った2012年(平成24年)9月に申請の準備ができました。なにぶん手続きが初めてだったので、地方裁判所や代理人としての再生委員など知らないことだらけでした。
		弁護士との事務的な行き違いなどがありましたが、その中でも民事再生手続きにとってのキモはやっぱりは銀行との債務交渉でした。でも銀行との交渉も妥結し、ようやく裁判所の許可も下りて再生に入りました。
		再生によって、無担保債務が元本で数千万円あったものが300万円になるなどの恩恵を受けました。2014年(平成26年)3月のことでした。
		民事再生手続きは、清算価値の件など気をつけなくてはならないこともありますが、もし必要があれば失語症に最適な手段の一つだと思います。
		【目次】
		(Ⅳ)民事再生手続き
		   (1)弁護士事務所の選定 - 公的な司法センターでは自己破産に
		   (2)失語症と民事再生の意味
		   (3)民事再生法による変化
		   (4)民事再生法のメリットとデメリット
		(Ⅴ)民事再生法の申請と完結
		(ⅰ)期間1:分割金支払いまでの間
		   
		       財産状況
		   銀行との第1回目のリスケジュールの交渉
		   弁護士事務所との第2回目のミーティング
		   住宅に関する鑑定報告書
		   弁護士の受任後の私の禁止行為
		   「裁判所への申立」の前にしておくこと
		(ⅱ)期間2:再生手続き
		     
		      裁判所への申立
		      あらかじめ弁護士事務所から示された日程
		      申立書
		      裁判所からの民事再生委員についての正本
		      再生委員について
		      住宅ローンについての銀行との再交渉 - 民事再生計画の原稿の存在
		      再生計画案(平成25年11月6日修正)
		      「再生計画」認可決定
		      認可決定確定証明申請書
		(Ⅵ)失語症の人への再生手続きにおける要点               
		   (1)もし失語症になったら経済的にどうするか?
		   (2)タイミング
		   (3)仕事(再就職)
		   (4)弁護士事務所
		   (5)家族の協力 
		   (6)清算価値
		   (7)時価を入れた価値
		   (8)成年補助人の活用
		(Ⅵ)終わりに